夢見る映画〜20世紀の100本の14本目の(2)

この渋い二人が海面を挟んで息詰まる知的バトルを繰り広げる、……と言いたいところですが、いろいろもどかしいところもあります。

 

まず、兵器や作戦の細かな機微がよく分かりません。

たとえば、レーダーとソナーの使い分け、それぞれの精度、

「造泡カプセル」と呼ばれる音響煙幕がどの程度有効なのか、

潜水艦が魚雷を発射するために必要な条件、などなど。

 

せっかく両方の艦にそれぞれ新米兵士が乗り込んでいるのですから、新米兵に上官に質問させて欲しかったです。

「今発射したのは何ですか?」

「ばかやろう、造泡カプセルも知らないのか、あれはな……」

という風に。

 

閉鎖空間に閉じ込められて精神のバランスを失いかけた乗員のために、潜水艦艦長は軍歌のレコードをかけます。

当然駆逐艦に見つかってしまいます。

ところがこのために圧倒的に不利になるわけでもなく、逆に士気を高めて英雄的な反撃に出るわけでもなく。

せっかくのエピソードなのに作劇上、あんまり有効に機能しませんでした。

 

「艦長! 音楽なんかかけたら敵に見つかってしまいます!」

「どっちにしろじり貧だ。どうせなら好きなだけ爆雷を落とさせてやろう。実は敵の爆雷攻撃のパターンで気が付いたことがあってな」

という会話でもあればよかったのですが。

 


夢見る映画〜20世紀の100本の14本目の(1)

14本目は1957年、ディック・パウエル監督の「眼下の敵」です。

 

 

第二次大戦中の大西洋を舞台に、駆逐艦と潜水艦の戦いを描いた男くさい映画です。

 

1957年といえば、終戦後まだ13年。

戦争の記憶がまだ生々しく残っている時期です。

興味深いのはこの「生々しい」時期に作られたにも関わらず、必ずしも「アメリカ万歳」ではないところです。

 

米軍駆逐艦艦長はかつて新婚の妻を独軍潜水艦「Uボート」の攻撃によって失っています。

「それでUボート狩りに情熱を燃やしているのか?」と訊かれた彼はこう答えます。

「これは私の戦争ではない」

 

一方の独軍潜水艦館長も大のナチス嫌い、ヒトラー嫌い。

さらに、機械化されて人間味が失われた近代戦争も嫌いな偏屈オヤジです。

 

この二人の設定が心憎いです。

 


大師道をゆく第7回(10)

今年の「風吹岩ハイク」には目的がありました。

 

昨年は下山後初詣に行こうと思って芦屋神社に向かったのですが、ものすごい大行列に恐れをなして帰ってきてしまいました。

 

 

結局昨年は初詣はできずじまいでした。

 

でもよくよく考えてみれば、わざわざ芦屋神社に行かなくても、風吹岩の登山路の途中にはお社があります。

そこで参拝すればれっきとした初詣になります!

(ごめんなさい、今までは完全にスルーしてました)

 

高座の滝のそばにある、ちっちゃなお社です。

 

 

立派な鳥居もあります。

 

 

名前が実に素晴らしい!

 

 

素晴らしい一年になりそうです!


大師道をゆく第7回(9)

それからお正月には恒例の「風吹岩清掃ハイク」に行ってきました。

 

ゴミ袋を持っていったのですが、今年は何と! ゴミが全然ありませんでした。

日本人のマナーがこの一年でぐっと向上したのか、それとも私より先に誰かがゴミを拾ってくれたのか謎ですが、ネコたちもひどく喜んでました。

 

 

 

 

ちなみに3枚めの写真の上の方の黒い物体は今年の干支のお方です。

写真では全然分かりませんが、ネコたちとも仲良くやっているようです。


大師道をゆく第7回(8)

それにしても六甲最高峰から宝塚に至るまでの道の退屈なこと!

 

道が単調で印象的な目印がありません。

眺望も悪いし、足元も悪いです。

 

こんな道を3時間近くも歩くのは人生の無駄です。

そこで個人的に(こればっかり)「六甲全山縦走芦屋ルート」というのを提唱します。

最高峰から芦屋に向かって南下するのです。

 

これだと局面にいろいろ変化があって楽しいですし、途中には風吹岩という絶景ポイントもあるし、山道を抜けてからの下り坂も歩きやすいです。

(宝塚塩尾寺からの下り坂は無意味にしんどい!)

 

「それでは全然縦走になってないじゃないか!」という反論もあるかもしれません。

そこでこういうルールを勝手に決めました。

 

「高取、再度、高尾、摩耶の三角点と凌雲台最高峰間のアップダウンを全てクリアした場合は芦屋ルートという裏技を使うことができる」

 

少々強引でしょうか、でも裏技も立派な技、ということで。


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