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夢見る映画〜20世紀の100本の14本目の(2)

この渋い二人が海面を挟んで息詰まる知的バトルを繰り広げる、……と言いたいところですが、いろいろもどかしいところもあります。

 

まず、兵器や作戦の細かな機微がよく分かりません。

たとえば、レーダーとソナーの使い分け、それぞれの精度、

「造泡カプセル」と呼ばれる音響煙幕がどの程度有効なのか、

潜水艦が魚雷を発射するために必要な条件、などなど。

 

せっかく両方の艦にそれぞれ新米兵士が乗り込んでいるのですから、新米兵に上官に質問させて欲しかったです。

「今発射したのは何ですか?」

「ばかやろう、造泡カプセルも知らないのか、あれはな……」

という風に。

 

閉鎖空間に閉じ込められて精神のバランスを失いかけた乗員のために、潜水艦艦長は軍歌のレコードをかけます。

当然駆逐艦に見つかってしまいます。

ところがこのために圧倒的に不利になるわけでもなく、逆に士気を高めて英雄的な反撃に出るわけでもなく。

せっかくのエピソードなのに作劇上、あんまり有効に機能しませんでした。

 

「艦長! 音楽なんかかけたら敵に見つかってしまいます!」

「どっちにしろじり貧だ。どうせなら好きなだけ爆雷を落とさせてやろう。実は敵の爆雷攻撃のパターンで気が付いたことがあってな」

という会話でもあればよかったのですが。

 


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