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海外の長篇小説ベスト100〜第10位(5)

ですが、試しに今回は違った読み方をしてみました。

 

「悪霊」を、中年男女の不器用な恋の物語として読むことは可能か?

 

それが今回の読み直しのテーマでした。

 

あり得ます。

若者たちはうじうじ悩んでばかりで、ストーリー展開には一切寄与しません。

物語を動かすのは一人、ピョートルだけです。

それならば「悪霊」という言葉のイメージやエピグラフのおどろおどろしさから解放された読み方も可能ではないか、そう考えたのです。

 

この読み方に従えば「悪霊」はこういうお話になります。

 

ワルワーラに養われているステパン。

当初は知的お飾りとして雇われた彼ですが、空気を読まなかったり、分をわきまえないことをしでかすたびに手厳しくしつけられて、今ではすっかりペットのような扱いです。

そんな彼がワルワーラに持ち掛けられた縁談をぶち壊し、さらにチャリティのお祭りで舞い上がって会を混乱に陥れてしまいます。

ワルワーラは激怒し、それを恐れたステパンは家出をして、その旅先で病に倒れます。

ステパンの元にワルワーラが駆けつけてきます。

さあ、ステパンはワルワーラに許してもらえるのでしょうか?


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