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「罪と罰」を読む(プロローグ)

プロローグ

この休みの間にドストエフスキーの「罪と罰」を読みました(亀山郁夫訳、光文社古典新訳文庫全3巻)。
とても読みやすい訳文で、すらすら読めて、しかも重厚さは失われていません。
各巻末の読書ガイドも充実していて参考になります。
今後日本語訳「罪と罰」のファーストチョイスとして薦められる翻訳だと思いました。
私は同時期に出た亀山郁夫「『罪と罰』ノート」(平凡社新書)を先に読んでから本編を読んだのですが、「ノート」と各巻末のガイドの内容はほとんど重複します。
本編を読むつもりの人は「ノート」を買う必要はないでしょう。
さて「罪と罰」自体の感想ですが、細部に何層にも編み込まれた雑多なイメージによって複雑に織り上げられた巨大なタペストリー、という印象。
物語そのもののスケールは「カラマーゾフ」の方が大きいのですが、編み込まれたイメージの豊かさでは「罪と罰」が上回ります。
精読するには「罪と罰」の方が読み応えがあると思います。
私もこの機会にもう一度じっくりと精読していきたいと思っているところです。
もしかするとその途中経過をこのコラム欄で紹介できるかもしれません。
興味がある方はぜひ一緒に読み始めましょう。(2009年8月19日)

|main>第1部第1章

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