神戸元町ダイアリー2016年(4)

行き過ぎたきれい好きが健康を害する……?

先日テレビの健康バラエティを見ていたら、ある俳優が「行き過ぎたきれい好きが子どものアトピーを増やしている」と言っていました。

その場には医師もいました。
しかしテレビ慣れした医師でもこういう場で素人さんの意見に口を挟むのはなかなか難しいです。
私も同じような状況に何度も直面したことがあります。
親戚の集まりだったり、趣味の集まりだったり。
たいていの場合、場の雰囲気を乱すのはいかがなものかと躊躇している間に、次の話題に移っています。
その番組でもその俳優の言葉はスルーされてしまいました。

「行き過ぎた」がどの水準を差しているのかは不明ですが、その俳優に訊ねたいところです。
あなたの理想とするきれい好き加減は、たとえばアフリカの最貧困国の衛生度レベルなのか、それとも50年前の日本程度なのか、はたまた30年前の日本程度なのか。
日本がここまで清潔になったのは虫嫌いの女子高生のためではありません。
新生児や老人の死亡率を減らすためです。

「ちょっとくらい不潔な環境の方が人間は元気だ」などというのは、親戚の集まりで知ったかぶりのおっさんが酔っぱらって言うレベルの発言です。
新生児の死亡率を減らすために親や社会や医療関係者がどれだけ努力を重ねてきたか、完全にないがしろにした発言です。

昨今の健康バラエティブームはいいと思います。
しかし特にバラエティの場合、専門家でも必ずしも毎回正しく発言できるとは限らない、という認識は必要だと思います。
(2016年10月31日)

生活保護受給者にもパチンコをする自由はある……?

たとえば、うつ病で仕事ができない人には治療が必要です。
家族や社会の手助けも大切です。
パチンコ漬けで仕事ができない人がいるとします。
その人には何が必要でしょうか?

時々生活保護受給者のパチンコが問題になります。
「生保のパチンコ」と十把一絡げに考えている間はこの問題には結論が出ないと思います。
1日十時間以上パチンコ台に向かっている人がいます。
この人に必要なのは治療です。パチンコをする自由ではなく、パチンコ依存症の治療です。

少なからずの人が声高に議論しているにも関わらず、「パチンコ依存症は病気である」という観点が全く無視されているのは不思議です。
(2016年11月2日)

昔は過労死なんてなかった……?

最近の過労死関連のニュースを見て、正直言うと「俺たちが若い頃はもっとハードに働いていた」と思ったりしたことがあります。

大きな間違いでした。
昔と今では束縛度が全然違います。
携帯電話が鳴ればすぐ応答しなくてはなりません。
ややこしいメールも二十四時間休みなく飛び込んできます。
それぞれに速やかで適切な対応が求められます。

確かに昔、研修医時代、私は何となく長ーく働いていました。
しかしちょっとした合間に昼寝できる場所や、上司から見つからない逃げ場所もちゃんと確保していました。
昔は束縛から逃げようと思えば逃げられたのです。

今は違います。
何となく長時間会社で過ごしていたかつての私たちよりも、二十四時間連絡ツールを持たされている今の若者の方がはるかに大変なのは間違いありません。
昔の残業と今の残業は単純に時間では比較できないのです。

「昔は過労死なんてなかった!」などとのたまうおっさんは、今の時代なら確実に一日で過労死すると思います。
(2016年11月4日)

嫌煙運動は危険なファシズムである……?

食べログという飲食店検索サイトがあります。

検索ワードとして「神戸」「ラーメン」と入力すると人気ラーメン店がリストアップされます。
検索ワードを入力しなければさまざまなジャンルの飲食店がずらりと表示されます。
これをアトランダムに見てみるとほぼ8割以上の店が「喫煙可」です。

成人日本人の喫煙率は20%ほどです。
8割の人はタバコを吸わないのに、慎重に店を選ばなければほとんどの場合タバコ臭い店に当たってしまいます。
そこで、パスタを食べているのかタバコの煙を吸わされているのか分からない状況に追い込まれてしまうわけです。

8割の人々が、せめて飲食店の8割が禁煙であって欲しい、と願うのは断じてファシズムではありません。
横暴でもなく、わがままでもありません。
悪名高きポピュリズムでもなければ、弾圧でもなければ、人権侵害でもありません。
逆です。2割の人の嗜好に8割の人々と飲食店が従わされている状態の方が独裁的で専横的です。

実際はやりたい放題なのに被害者ぶるやり方は中国そっくりです。
近隣諸国の了解を侵犯しまくっているくせに国際社会に向けては周辺諸国からの不当な圧力だと訴える。
嫌煙運動はファシズムだなどと主張する人には「お前は中国か」と言ってやりたいです。
(2016年11月7日)

歩けるから骨は折れていない……?

救急外来で最もよく耳にする患者さんの言葉がこれです。

足の骨が折れていても歩けることがあります。
折れてなくても歩けないことがあります。
痛みの度合いと、歩けるかどうかと、骨折の有無は、ほとんど関係ありません。
ついでに言うと、治療方法ともあんまり関係がありません。特に救急の現場では。

「歩けるから折れてませんよね?」と質問すると、医師はたいていくしゃみが出かかったような変な顔をすると思います。
「歩ける歩けないは関係ないんだけど」とか「折れているかどうかもそれほど大問題じゃないし」とか、いろんな気持ちが入り混じった結果の複雑な表情なのです。
(2016年11月9日)

 

特別企画「優勝おめでとう!」<main>神戸元町ダイアリー2017年(1)


優勝おめでとう!

(1)

 

カープが25年ぶりにリーグ優勝を果たしました。

 

私は福井投手入団後のにわかファンなので、待ったのはたかだか5年間ほどです。

25年間待ち続けた根っからのファンには本当に心からお慶び申し上げます。

優勝決定試合(9月10日ジャイアンツ戦)は黒田投手が投げ、誠也選手がホームランを2本打ち、抑え陣が気合を見せて逆転勝ちという、まさに今年のカープを象徴するような試合でした。

 

今年のカープの印象的な試合で打線を組むとすれば、文句なしの四番バッター的試合だったと思います。

(2016年9月12日)

 

(2)

 

優勝を決めた試合を四番バッター的試合とするならば、一番バッター的試合は間違いなくこれだと思います。

6月14日の対ライオンズ戦の、いわゆる「さよならコリジョン」ゲームです。

 

これをはずみとしてカープは11連勝を飾り、苦手としてきた交流戦も勝ち越したのでした。

 

判定が引っ繰り返っての決着にすっきりしない人がいるかもしれませんが、このひと月前の対ドラゴンズ戦では逆に判定を引っ繰り返されての引き分けがありました(9回の田中のタイムリーヒット本塁クロスプレー)。

あの時はコリジョン絡みではなく、タッチのタイミングの問題でした。

ビデオ判定が一番有効なのは「実は落球していたからタッチアウトの判定を取り消し」という事案だと思います。

タイミングについては審判の判断に委ねるべきだと、個人的には思います。

そういう意味ではひと月前の判定変更は不当、今回は正当だと思ったりもするのですが、まあ、そういういろんなことも含めての劇的なサヨナラゲームだったと思います。

(2016年9月14日)

 

(3)

 

九番バッター的試合は、完全に個人的な思い入れからこの試合です。8月12日対ベイスターズ戦。

野村投手が粘り強いピッチングを見せるも、試合は1対2のビハインドのまま8回まで進みます。

ここで誠也選手がレフトポール際に素晴らしいホームランを放って同点!

 

さらに9回には丸選手がバックスクリーン横に決勝ホームラン。

この1点を中崎投手が守り切って強敵DeNAを下したのでした。

 

真っ赤に染まったレフトスタンド、終盤での逆転、神ってる誠也選手のホームラン。

九番バッター的と言いながらも今年の戦いぶりを象徴するような好ゲームでした。

(2016年9月16日)

 

(4)

 

どんどん行きましょう!

 

今年の八番バッター的試合は7月28日の対ジャイアンツ戦です。

好投手菅野選手からかつての同級生田中選手が2本のホームランを打ち、2対0で勝った試合です。

田中選手の鋭い打球も見事ですが、個人的には福井クンの好投を讃えたいです。

 

投手陣の牽引役を期待され迎えた今シーズン。

実際オープン戦では完璧な投球を見せていた福井投手ですが、いざ開幕すると力みかえって本来の投球ができず5月8日を最後に屈辱の二軍生活を強いられていました。

 

満を持しての一軍復帰がこの試合でした。

しかし相手は防御率1点台のジャイアンツの絶対エースです。

「1点でも取られたら負け」という非常に厳しい試合でした。

ところがところが福井クンは粘り強く投げて、7回を無失点に抑えてしまったのです。

 

全国の福井ファン号泣の復帰劇でした。

(2016年9月21日)

 

(5)

 

今年の七番バッター的試合は、黒田投手が日米通算200勝を飾った試合です。

 

6月29日に199勝目を挙げた黒田投手ですが、そこから二度足踏みします。

7月6日は打線と嚙み合わず、翌週13日は打ち込まれての連敗でした。

 

そしてオールスターゲームを挟んで迎えた、7月23日の対タイガース戦です。

この日の打線は気合を入れなおして黒田投手を必死で援護します。

黒田投手も7回を無失点に抑える好投で打線の奮起に応え、日米通算200勝を達成したのでした。

 

結果としては7対0という一方的な試合ではありましたが、チームの一体感を感じさせてくれた重要な一戦だったと思います。

(2016年9月23日)

 

(6)

 

それでは六番バッター的試合はどれかと言うと、これです。

新井選手が2000本安打を達成した試合です(4月26日対スワローズ戦)。

メモリアルヒットの他にも、エルドレッド選手、誠也選手、堂林選手の3連発という派手な祝砲も印象的な試合でした。

 

開幕してちょうど一か月、この試合を機に「今年のカープはそこそこ行けるんじゃないか」という気持ちになりました。

 

優勝とは夢にも思っていませんでしたが。

(2016年9月26日)

 

(7)

 

今回取り上げるのは8月24日対ジャイアンツ戦です。

この試合のヒーローは何と言っても 福井クン!

試合の詳細はこのコラムの8月26日分をご覧ください。

コラムを書いた時点では「福井クンが頑張った試合」という認識でしたが、今振り返ってみると、福井クンのツーベースヒットはシーズンの流れを決定づける意味深い一打だったと思います。

 

堂々の二番バッター的試合です。

(2016年9月28日)

 

(8)

 

さあ、五番バッター的試合です。

8月7日対ジャイアンツ戦。

序盤から激しい点の取り合いになりましたが、ついに1点ビハインドのまま9回裏を迎えます。

抑えの切り札澤村選手の前に、カープはあっと言う間に2アウトランナーなし。

突き放されては追いつきを何度となく繰り返してきたカープですが、さすがに力尽きたか、敗色は濃厚です。

 

ここでまず奇跡的な打撃を見せたのが菊池選手。

澤村投手の外角低めの難しい球をすくい上げて何と左翼席上段に叩き込みます。

これで同点。

 

丸選手が四球でつなげたあと登場したのが新井選手。

 

魅入られたように真ん中に入ってきたストレートを強振すると打球はレフトのグラブを弾いてフェンス際まで転がりました。

劇的逆転サヨナラタイムリーヒットでした。

驚いたのは新井選手のパフォーマンスです。

どうしたらこの格好のガッツポーズになるのか、とてつもない身体能力と表現能力だと思います。

これがスター選手の「華」なのでしょうね。

(2016年9月30日)

 

(9)

 

いよいよ最後の試合です。

 

今回だけ2試合セットです。

と書けばもうお分かりでしょう。

 

まずは6月17日対バッファローズ戦。

カープは8回、9回で4点差を追いついて延長戦に突入します。

そして迎えた12回の裏、ランナーを一人置いて打席に入ったのは誠也選手。

外角低めの球を体重を残しながら上手くさばきます。

打球はレフトスタンド上段に突き刺さって5時間の激闘に終止符を打ちました。

 

翌18日の対バッファローズ戦。

この日もカープは7回に試合を引っ繰り返され、9回の表にはダメ押しとも思われる追加点を奪われます。

2点の差をつけられた9回の裏。 二人の打者を置いて、昨日のヒーロー誠也選手がバッターボックスに入りました。

低めにコントロールされたフォークボールを見事に捉えると、打球は高い放物線を描いてバックスクリーンの左に飛び込みます。

何と逆転サヨナラ3ラン。誠也選手2試合続けてのサヨナラホームランです!

 

この勢いでカープは連勝街道を突っ走ったのでした。

 

以上の9(+1)試合が私が選んだベストナインですが、早くも身近のファンからは「どうしてこの試合が入ってないんだ?」「この人の活躍も取り上げて欲しい」などの要望やプレッシャーが押し寄せております。

機会があれば考えます。

 

今は次の難関に専念することにしましょう。

(2016年10月3日)

 

神戸元町ダイアリー2016年(3)この世で一番美しい曲<main>神戸元町ダイアリー2016年(4)健康あるある

 


神戸元町ダイアリー2016年(3)

今回初めて国政選挙に参加するみなさんに向けてマスコミは大キャンペーンを展開中です。

 

ものすごくこっそり告白すると、個人的には投票率アップキャンペーンには反対です。

投票率が上がると自分の一票の重さが減るからです。

正直言うと私以外の全ての人に棄権して欲しいくらいです。

 

それにしてもみなさんは大変だと思います。

投票しろ投票しろと煽られるけれども、老人の既得権益を削って若者に回そうと主張する政党が一つもないのですから。

どこに入れても自分の得になりません。

 

恥ずかしいことを白状しますが、「投票したい人がいない」「支持したい政党がない」場合の投票術というものを私たちより上の世代は発明できないまま今に至っています。

棄権するという人もいます、白票を投じるという人もいます。

みなさんならお分かりの通り、いずれも幼稚な方法です。

当選させたい人はいなくても落選させたい人がいる場合、対立候補に票を投じるという方法もあります。

しかし二人区、三人区の場合はあまり有効ではありません。

 

選挙において「投票したい人がいない」のは決して珍しいことではありません。

そして珍しくもない事態なのにそれに対処する方法が存在しないのは、制度に欠陥があるということです。

私も含めた年寄り世代は、欠陥だらけの古臭い選挙制度を、つまりはポンコツ民主主義をポンコツのままみなさんに手渡そうとしているわけです。

すみません、私たちが無能で。

18歳、19歳のみなさん、本当にご迷惑をおかけしますが、どうか頑張ってください。

 

あ、年金は払っておいた方がいいですよ。

何だかんだ言っても国の補助があるので民間の年金よりは絶対に有利ですから。

(2016年7月1日)

 

妖怪のやっつけ方

 

(1)

 

「世界を欺く商人たち」というアメリカの映画があります。

 

異常気象に警鐘を鳴らす「不都合な真実」という映画がありました。

地球温暖化を防ぐためにCO2排出を減らそうという主張でした。

世間にはこれとは立場を異にする科学者たちもいて、今回の映画は彼らを描いたドキュメンタリーです。

 

地球温暖化説に反対する科学者たちの卑劣なやり方を告発する内容ですが、温暖化やその原因について科学的に論証をするわけではないので、フェアな映画ではありません。

しかしこの映画を見て驚いたことがあります。

温暖化が真実かどうか、その原因がCO2かどうかについて熱い論争を繰り広げている科学者たちですが、両者ともタバコの害については完全に決着済みと認めているのです。

日本たばこ産業の主張を見ると、あたかもタバコの害について科学者の意見が分かれているような印象を受けますが、世界的にはすでに結論の出た科学的事実なのでした。

(2016年7月13日)

 

(2)

 

かつてアメリカのタバコ業界は御用科学者たちを大量に動員してロビー活動をおこないました。

そのやり方は主に三つです。

 

1)タバコの害を証明するデータの粗(あら)を探す。

2)タバコの害を訴える学者の個人攻撃をする。

3)タバコよりも毒性の強いものをやり玉に挙げる。

 

この手法はかなり効果的でした。

が、どんなに詭弁を弄してもいつまでもごまかしようはなくて、やがてどんな律儀な御用学者もタバコの害を否定し続けることはできなくなってしまいました。

タバコ御用学者は絶滅しました。 アメリカでは。

ところが日本ではまだそうではありません。

日本での反・脱煙活動はまだまだ意気盛んです。

その様子はまるで、アメリカを追い出された妖怪が安住の地を求めて日本に逃げ出してきたかのようです。

(2016年7月15日)

 

(3)

 

環境、原発、異常気象などなどスケールの大きな問題について判断を下すのは私たち素人には荷が重すぎます。

いずれも専門の科学者の間でも意見が分かれる(と主張する人がいる)大問題なのです。

結局問題を解決するのは科学者ではなく、もちろん政治家でもなく、「時間」ではないかと思ったりします。

 

話は脱線しますが、今世間をにぎわせているこの健康法やあの特別水なども、同様のことがあてはまります。

高い金を払って飛びつく前に1年間様子を見てはいかがでしょうか?

1年後にはほとんどのものは消え去っていると思います。(これまでもそうでしたよね?)

で、スケールの大きな問題に対して私たちはどう向き合うべきでしょうか?

私にも答えはありません。

 

ですが、小学生の夏休みのころから長い時間を経て、何となく分かってきた人生の摂理らしきものは、あります。

つまり、気が重いことの方が大体において正しい、ということです。

宿題を今するべきか、先延ばしするべきか、40年以上悩み続けてきましたが、ほぼ100%「しんどい方が正解」でした。

 

直面している大問題において一番しんどいやり方は「原発に頼らずCO2を減らす」だと思います。

全然科学的でも論理的でもありませんが、おそらくこれが正解なのだろうという気がします。

(2016年7月20日)

 

プロ野球二軍戦を見に神戸サブ球場に行ってきました。

 

バッファローズは来年神戸から完全撤退するそうなので、この球場でファーム戦が観られるのは今シーズン限りになりそうです。

実は先日タイガース戦を観に鳴尾浜にも行ったのですが入場制限のため入れませんでした。

今後神戸在住のファームファンにとっては厳しい状況になりそうです。

 

それにしても真っ昼間の神戸サブは暑いです。

スマホ本体温度上昇のためカメラのピントが合いません。

 

で、お目当ての福井選手ですが7回2被本塁打4失点。

かたくなに外角ばかり攻めてこれですから、もし、仮に、ひょっとして、内角球が活かせれば一軍でも行けそうです。

(2016年7月25日)

 

以前はGoogleで「神戸」「胃腸科」で検索すると個々の病院がヒットしました。 (たとえば「松本胃腸科クリニック」とか!)

今ヒットするのは主に口コミサイトです。

閲覧回数や更新頻度に基づいてGoogleエンジンが検索順位を決定していたのが、今ではそれ以外のファクターが重要視されます。

つまり広告料。

その流れ自体は当然のことですし、そもそもGoogleだってそれを見越して当初は慈善事業かと思われた検索システムを展開したのです。

かつては検索されたくない人でも検索されてしまう仕組みだったのが、徐々に検索されたい人が検索される方向に変わってきていると言えるでしょう。

 

そういう意味で「ポケモンGO」は初期のGoogleを思わせるアイデアで興味深いです。

今でこそ「迷惑だからポケモンを出さないようにして欲しい」などのクレームが寄せられているようですが、やがて金も払わないスポットには出なくなるでしょう。

逆に言うとポケモンを素朴に楽しめるのは今しかありません。

小学生のみなさん、やるなら今です(?)。

(2016年7月27日)

 

Googleと言えば……、

 

各自動車メーカーが自動運転車の開発にしのぎを削っている中、Googleも積極的に走行実験をおこなっているようです。

この話を聞くと何だかめまいがしそうです。

自動車メーカーが開発するのは感覚的に理解できます。

銀塩カメラメーカーがデジタルカメラを開発するのと同じです。

いい写真に必要なのは、解像度よりも、最終的にはいいレンズや操作性なのだという発想です。

内外の自動車メーカーもきっと乗り心地や操作性を重視した自動運転車の開発をおこなっていることでしょう。

 

しかしGoogleはそこを飛び越えて、「自動運転に本当に必要なのはルート検索機能でしょ?」と考えているわけです(きっと)。

さらに言えば「運転というのは所詮囲碁の石を盤面に置く作業であって、知能が要求されるのはどこに置くか判断する過程だ」と考えているわけです(多分)。

もっと言えば「検索のノウハウも持っていないくせに自動運転なんでできると思ってるの?」と考えているわけです(もしかしたら)。

そう考えると自動車メーカーはちょっと分が悪そうです。

頑張れ日本車メーカー。

(2016年7月29日)

 

人類の英知

 

(1)

 

銀行のATMの行列を見ると「人類ってさすがだな」と思います。

いわゆる「フォーク並び」という並び方です。

合理的なのは誰の目にも明らかです。

しかし一人の力ではどうしようもありません。

それなのに大規模な啓蒙活動を経ることなく定着しました。

 

社会の成熟度をあらわす現象だと思うのです。

 

エスカレーターの片側空けも同じです。

片側空けは危険だからと反対する人もいますが、「片側を空けよう」という発想自体は「さすが人類」的アイデアです。

「危険だからやめよう」と反対するよりも、「じゃあ危険でないようにエスカレーターを進化させよう」と考える方が未来的です。

「未来的」という言葉にまだロマンを感じる世代の意見ですが。

(2016年8月10日)

 

(2)

 

エスカレーターの片側空けよりももっと壮大な人類の英知があります。

EUです。

どれくらい壮大かと言って、その仕組みがよく理解できないくらい壮大です。

EUに加盟するために国内の財政事情を改善させる必要があるなんて、経済素人にはぴんと来ない話です。

EUを恒久的に安定的に運用するためにシミュレーションを繰り返してようやく導き出された基準なのでしょう。

「ATMには一列で並びましょう」という発想の究極の進化形だと思います。

 

ところがこのせっかくの進化に水を差すような国があるから驚きです。

言ってみればフォーク並びを無視して割り込むような。

いや、フォーク並びを無視するどころか、普通に電車の列に割り込むようなやり方と言った方が正しいです。

あるいは女子トイレがいっぱいの時に男子トイレの個室に入っていくおばさんたちのようなやり方というか。

もしかすると会社のバーベキューに親戚を大勢連れてきてさんざん食べまくって、準備の手伝いも片付けもせずお金も払わず帰ってしまうようなやり方というか。

それとも新幹線の指定席に切符なしで座って、切符の持ち主が現れるとビールと弁当の残骸をそのまま放置して行ってしまうようなやり方というか。

あるいは……もういいって?

 

イギリスがやったのは大体そんな感じのことだと思います。

(2016年8月17日)

 

タイミングが合わず、なかなかオリンピック中継が見られません。

そのうちにNHKが5時間くらいの総集編を放送してくれると信じながら待っているところです。

でもオリンピックにちなんで過去のオリンピックの記録映像の放送もあって、これは個人的には最高に嬉しい拾い物でした。

 

ヘンリー・マンシーニの「リュドミラのテーマ」という曲があります。

ミュンヘンオリンピックの記録映画のために書かれた曲です。

これがとっても美しい曲なのですが、これまで映画本編を観る機会がありませんでした。

ついに今回観ることができました。

想像していたよりもずっとずっと素敵な映像でした。

この世で一番美しい曲です。

 

(2016年8月19日)

 

この世で一番美しい曲ついでに、一番かっこいい曲です。

同じバンドの「Walking Corpse」「I See Red」と激しく迷いましたが、やっぱりこれです。

 

プロレスラーかプロ野球選手になった時には入場テーマはこれで行こうと思っているところです。

(2016年8月22日)

 

ついでに二番目、三番目候補です。

 

ここまで速いとライヴでは何をやってるか分かりません。

ディスク上のみに存在する仮想芸術ということでしょうか。

ビートルズもグールドも泣いてひれ伏せ! って感じです。

 

これを聴くとこの世に存在するロックミュージックのうち99.99%が去勢ロックだということがよく分かります。

(2016年8月24日)

 

8月24日ジャイアンツ戦での福井投手です。

5回の裏、右膝に打球を受けた福井投手はマウンド上でうずくまります。

この時点で1対2で1点のビハインド。

このまま交代となれば、相手投手の調子もいいだけに敗色濃厚です。

治療インターバルののち福井投手はマウンドに復帰します。

後続を断った福井投手は次の回先頭打者として二塁打を放ちます。

 

この一撃を足掛かりにカープはこの回一気に試合をひっくり返したのでした。

優勝に向かって突っ走るチームにあって、これまで蚊帳の外状態だった福井投手が投打に渡って大活躍。

ついでにチームとしてもこの勝利でようやくマジック20が点灯。

ついつい嬉しくて書き込んでしまいました。

(2016年8月26日)

 

当院の診察に予約は必要ありません。

予約しなくてもそれほどお待ちいただくことはないと思います。

問題は「それほど」はどれくらいなのか? ということです。

 

先日家族の付き添いで大阪の総合病院に行きました。

予約の段階で診察予定時間を告げられていましたが、実際に診察室に入ったのは予定時間の1時間あとでした。

私のあとの順番の人にも焦った様子はありませんでした。

この病院の「1時間」は「それほどではない」ということです。

 

翻って、当クリニックの待ち時間を調べてみると、

 

90%の方は待ち時間が10分以内

99%の方の待ち時間が20分以内

 

です。 松本胃腸科クリニックの「それほど」とは「20分」と考えていいと思います。

(2016年9月9日)

 

神戸元町ダイアリー2016年(2)名古屋大旅行<main>特別企画「優勝おめでとう!」


神戸元町ダイアリー2016年(2)

前回の「トゥーランドット」が非常に面白かったので、またまたメトロポリタン・オペラのライブビューイングに行ってきました。
同じプッチーニ作曲の「マノン・レスコー」です。

 

 

「マノン・レスコー」は若きプッチーニの出世作です。
普通のオペラの展開に慣れた立場からすると話はむちゃくちゃです。
たとえば第1幕の最後で恋の逃避行に走った主役二人が、第2幕冒頭ではすでに別れています。
第3幕で男主人公デ・グリューは苦労の末にようやくマノンの船への同乗を認められますが、第4幕では何故か二人は荒野に野ざらしでしかもマノンは死にかけています。

普通の発想で書かれたのではなく、「大長編ラブロマンスの中から印象的な4つの場面に曲をつけたもの」くらいに解釈すると受け入れやすいかもしれません。

 

話はともかくとして、音楽は最高です。
この世の中のありとあらゆるオペラの中で最も美しい、と言ってもいいと思います。
ここまで美しいとはっきり言ってストーリーなんてどうでもいいです。

今回の上演は主役が美男美女で大変見栄えもよかったです。
セットも例によって大がかりで、特に急勾配の階段が大迫力でした。
大勢の登場人物が昇ったり降りたりしましたがそのたびにはらはらです。
(2016年4月6日)

 

ライブビューイングついでにこんなのにも行ってきました。

 

 

BABYMETALロンドン公演の生中継です。
生中継なので朝の4時半開始という非常にビミョーな時間帯でしたが会場は若いオーディエンスたちで盛り上がっていました。

歌詞も振り付けも予習できなかったので個人的には欲求不満の残るライブでしたが、いい企画だと思いました。 
(2016年4月8日)

 

会場はZeppなんば大阪、2000人以上収容できる大型ライブハウスです。

 

ライブハウスだけに映画館のライブビューイングよりも音質がいいです。
巨大スピーカーのすぐ前に陣取って音圧を身体で受け止めるか、ホール中央部でバランスの取れた音響を楽しむかは個人の好みだと思います。
最前列中央は音が頭の上を飛び越えるのでかえって迫力には欠けるかもしれません……、

と、そんなことを考えていてふと、これだけグレードの高いライブビューイングが可能なのであれば何もリアルなコンサートに行く必要はないのではないか、などと考えてしまいました。

 

生音を楽しむクラシックなら別かもしれません。
ロックミュージックでは現場の客が耳にするのも一度電気信号に変換された音です。
ロンドン・日本間のデータ送信に問題がなければライブビューイング会場の客が聴く音は現場の音とまったく同じだと思います。
アリーナ席ならともかく、スタジアムのスタンド席でコンサートを聴く意味はないのではないでしょうか。

現場と上映会場とではライブ感が違うという意見もあります。
基本的に大人しく聴いて、盛り上がればスタンディングまではあり、というタイプのバンドであればもしかするとそうかもしれません。
しかしBABYMETALではモッシュあってのライブ感です。
スタンド席では、いや日本の会場ではアリーナ席でもモッシュは不可能です。
ライブビューイングでもモッシュが沸き起こるくらい盛り上がるバンドに限れば、リアル会場よりもライブビューイングの方がいいと断言していいと思います。
(2016年4月11日)

 

ライブハウスに行ったのはもしかすると10年ぶりくらいかもしれません。

 

その頃のライブハウスは薄汚い、タバコ臭い、床はベトベトで客層も(自分も含めて)よろしくないイメージでした。
そう言えば十三のライブハウスでライブ中に誰かが消火器をぶちまけて客も出演者も真っ白になったことがありましたっけ。
店内清掃のために客は真っ白のまま表に放り出されて、数十分通行人の好奇の視線にさらされました。
終演後も真っ白のまま電車で帰った、というのも恥ずかし懐かしい思い出です。

 

それはさておき今回行ったZeppなんばは何と禁煙でした。
(さらに驚いたことに売店にアルコールがなかったのですが、それは今公演限りのようです)
まさかライブハウスが禁煙になる時代が来るとは夢にも思っていませんでした。

しかし考えてみればその昔、「喫茶店」の「喫」は「喫煙」の「喫」だと真顔で言う人がいたくらいです。
喫茶店とタバコは切り離せない関係だと思っていましたが、今、コーヒーにこだわる喫茶店はごく普通に禁煙です。
その次にタバコと切り離せないと思われていた居酒屋やバーでも禁煙店が少しずつ増えています。

最後まで残るのはどこだろう? と考えてみるとすっごく平凡な答えですが、公共施設の中の喫煙コーナーだと思います。
しかしもしかするとそれすらも近い将来消えていくのかもしれません。
(2016年4月13日)

 

で、このままタバコを吸い続けていてもろくなことはありませんよ、今はチャンピックスといういい禁煙補助薬もあることだしとっとと禁煙しましょう、という風に話を持っていってもいいのですが……。

 

今私の家のキッチンはガスコンロですが、いずれはIHに替えようと思っています。
最近のガスコンロには賢いセンサーがついていて安全性も高いようですが、それでも実際に火を使います。
いろいろ先のことを考えてみると家の中に「火」がある状態はなるべく避けたいです。
認知症も心配だし、酒の酔い方だって年齢とともに変わっていきます。
いつまでもコンロを安全に扱えるとは限りません。というか絶対に危険です。

私はタバコを吸いませんからコンロをIHにすれば身辺からは火はなくなります。


しかし燃える炎を常に身近に携えている人々がいます。

「耐火性に乏しい家に一人で住む喫煙老人」が急速に増加しています。
このうちの一定割合の人たちが認知症になります。
今やタバコは嗜好品というレベルで片づけていい問題ではないと思うのです。
本人だけではなく家族や近隣への危険をもはらんだ文字通りの「火薬庫」だと思うのです。
(2016年4月15日)

 

「反・嫌煙派」という人たちがいます。

「ヒステリー」「ファシズム」「魔女狩り」などなど、ありとあらゆるセンセーショナルな言葉を使って嫌煙派をおとしめて、それによって喫煙文化を擁護しようとする人たちです。
 
喫煙者が嫌煙運動を嫌うのは分かります。

それに、日本の核武装を主張する人だっているのです。もはや誰が何を主張しようと驚きません。

それがどんな突拍子もない屁理屈でもびっくりしません。

問題は「反・嫌煙派」が往々にして文化人であったり高い地位の人であったり高所得者であったりするところです。
この人たちはおそらく「木造集合住宅に一人で住む認知症喫煙老人」のことなど想像もしたことがないと思います。
想像した上でまだ、喫煙は個人の自由の問題と片づけるのは発言力のある人としてはあまりにも無責任です。

 

考え方としては三つだと思います。
1)それでも個人の問題と割り切る、つまり火事で焼け死んでも自業自得、と
2)強制力をもって独居認知症老人からタバコを取り上げる
3)即効性はないが社会全体として喫煙率を下げる努力を続ける
普通の人が普通に考えれば答えは3)です。
そう考えると、タバコの広告をやめさせる、TVでの喫煙シーンを控えさせる、というのはむしろ穏当なやり方だと私には思えます。

 

しかし「反・嫌煙派」が1)を主張してもびっくりしないように、心の準備はしているつもりです。

核武装を主張する人もいるくらいですから。
(2016年4月18日)

 

嫌煙をヒステリーだと言う人がいます。

それは当然なのです。
嫌煙派がヒステリックになるのには理由があります。

 

喫煙者のほとんどは喫煙コーナーや、喫煙車や、喫煙可のレストランを利用します。
そこで多くのマナーのいい喫煙者に接します。
ところがタバコが苦手な人はそうではありません。
喫煙可のレストランに入らない、喫煙車に乗らない、喫煙コーナーに入らない人の前に現れる喫煙者は全員がマナー違反者です。
つまり禁煙マークを守らない人、歩きタバコする人、ポイ捨てする人などなど。
これではヒステリックになるなと言う方が無理です。

ごく一部の不正受給者が報道されただけで生活保護世帯が批判にさらされます。
理屈としてはそれと一緒ですが、実際に煙たい分、切実なのです。
(2016年4月20日)

 

受動喫煙という概念に疑問を呈する人がいます。

 

受動喫煙の害を証明するのは非常に難しいです。
膨大な標本数と年月が必要です。
それでは結論が出るまでは何もしなくていいのでしょうか。
結論が出ていなくても危険性が否定されていなければ暴露を避けたい、と私は思いますが、それは私が医師だからでしょうか?
逆にどのジャンルの科学者が「危険性が証明されていないから安全」と考えるのか知りたいです。

そしてポイントはどうして多くの人々がこの難問に取り組んでいるか、です。

隣でタバコを吸っている人に「煙たい」と言ってすぐ消してくれるのならいいのです。
けれどもタバコを吸う人は「人が煙たいから」という理由ではなかなか消してくれません。
となると科学的根拠を持ち出すしかないのではないでしょうか?

受動喫煙研究の理不尽さを笑う人がいますが、ただ理不尽なのではなく、喫煙者の横暴ゆえの理不尽と理解すべきです。
(2016年4月22日)

 

そこでふと思い出しました(わざとらしい)。

チャンピックスという禁煙補助薬があります。
いろいろな方に試してもらいましたが「タバコがそれほど欲しくなくなる」のは間違いなさそうです。
最終的には意志の問題ではあるのですが、従来の方法に比べると禁煙成功率は飛躍的に高いです。

認知症になるまでにはタバコをやめようと思っておられる皆さま、どうぞご相談ください。
(2016年4月25日)

 

クリニックのトイレのジェットタオルを入れ替えました。

 

メーカーによってはハンドドライヤーとかエアータオルと呼んだりもするようです。
温風で手を乾かす機械です。
交換中はご不便をおかけしました、申し訳ありません。

 

ところでジェットタオルですが、自分で設置しておいて言うのも何ですがあんまり乾かないですよね。

私も外で手を洗う時はジェットタオルはあてにせず最初からハンカチで拭きます。
外で観察してみると、ほとんどの人が3秒程度風を当てて、あとはズボンで拭いたり、水気の付いた手で髪の毛を整えたりしています。
WEBで「速く乾かす方法」と検索しても大した記事は出てきません。

そこでせっかくですからクリニックのジェットタオルでいろいろ試してみました。
結果としては一番いいのは
「20回手を振って水滴を飛ばしたあと手もみしながら乾燥させる」
でした。これだとちょうど20秒で完璧に乾燥します。
(ジェットタオルでしっかり乾かした手はハンカチで拭いた時よりもさらさらして気持ちいい、というのは皆さんご存知だと思います)
手を振るのが15回では30秒以上かかります。
逆に30回振っても時間は短縮されません。
20回で20秒です!

クリニックの機械は家庭用の低出力のものです。
おそらく公共施設に設置してあるものはもっと強力だと思います。
ぜひ一度20-20方式をお試しください。
(2016年4月27日)

 

今までこういうタイプのヘッドフォンを使っていたのですが、

 


首が凝って凝って仕方がないのでこういうタイプのものに買い替えました。

 

 

とにかく軽いので楽です。

これまで大きな勘違いをしていたことに気づきました。
てっきり耳全体を覆う(上のもののような)タイプの方が音漏れが少ないのかと思っていましたが、そうではありませんでした。
またてっきり上のタイプの方が低音がよく再生されるのかと思っていましたが、これも違いました。

たった二つの機種を試しただけで結論づけることはできませんが、「でっかければいい」というわけではなさそうです。
(2016年5月6日)

 

ヘッドフォンなんて音が出ればいいと思っていたのですが、さすがにこれだけ違うと音質の大切さがよく分かります。

今のヘッドフォンでモルゴーア・クァルテットのすごさを再認識しました。

 

 

特にチェロの細やかなニュアンスと超・超絶技巧。
前のヘッドフォンでは歌いまわしの繊細さが全然聞き取れなかったのでした。

 

ところでピチカートのグリサンドとかアルコでの打撃音とか、おかず的な特殊奏法は藤森先生のアドリブなのだろうと勝手に想像していたのですが、実はすべて譜面に指定されていたそうです。
噂ではプログレ第三弾も企画中とか。

 

個人レベルでももちろん楽しみですが、本当なら世界レベルで評価されて世界レベルで大ヒットしてしかるべき偉業だと思います。
日本コロムビア頑張れ!
(2016年5月9日)

 

ついでにこれも。

 

 

クルレンツィスの「春の祭典」です。

今やすっかり手垢のついた古典に落ちぶれた感の「春の祭典」ですが、この演奏は初めて聴いた時のドキドキ感を思い出させてくれます。
逆にこういう衝撃演奏が出現するようになった、というのが本当の古典になった証拠かもしれません。

 

実はこの演奏は前のヘッドフォンで聴いても、実はもう一つピンと来なかったのでした。
いい音で聴かないと真価が伝わらない演奏はいい演奏なのか? という疑問はどこかに放り出して、とにかく今のヘッドフォンで聴く分には面白い演奏です。
(2016年5月11日)

 

ついでにこんなCDもあります。

 

 

朝比奈隆が聖フローリアン修道院で大フィルを振った演奏です。


いろいろな意味で「伝説」とされる40年前の演奏ですが、確かに雄大で掘りの深い演奏です。
これを聴くとつくづく「ブルックナーの欠点は短すぎること」だと思います。

この演奏を「伝説」たらしめている一つの要素が第2楽章のあと偶然聞こえてきた鐘の音です。
今のヘッドフォンではかろうじて聞こえます。
しかし第1楽章のあとに聞こえると言われる小鳥の鳴き声はよく分かりません。

つまり今のヘッドフォンの力量は「鐘は聞こえるが小鳥は聞こえない」レベルということなのでしょう。
いくらのヘッドフォンなら小鳥が聞こえるのか、怖いので考えないことにします。
(2016年5月13日)

 

この週末に名古屋に行ってきました。
最近旅行らしい旅行をしたことのない私にとってはこれでも結構大旅行です。

最初の目的はこれ。

 


名古屋の人に「山本屋をもって煮込みうどんを語ることなかれ」と言われたので地元民御用達の店をチョイスしてみました。
大須観音駅近くの「たから」です。

「山本屋」は芯が残った「うどんじゃなくて団子だろ」的な麺ですが、「たから」の麺は普通レベルに腰のしっかりした麺でした。
地元民御用達だけに「山本屋」よりももっとヘヴィーでワイルドなのかと想像していましたが逆でした。
味噌もマイルドで、立地や店の雰囲気とは異なりずいぶんソフィスティケートされた味噌煮込みうどんなのでした。
(2016年5月16日)

 

次なる目的はこれ。

 

 

「クラシック音楽の伝道師」松本大輔によるレクチャーコンサート「青年モーツァルト〜愛と絶望の日々」です。

天才モーツァルトにも不遇の時代があった!
そのいわゆる「パリ時代」を一流アーチストの演奏で俯瞰するという企画です。

 

松本大輔氏は時に声を荒げ、時に声を詰まらせ、聴衆を飽きさせません。
レクチャーというよりも講談と呼びたくなるような公演でした。
(2016年5月18日)

 

正直言うと、クラシックで作曲者の境遇を曲解釈に持ちこむのは好きじゃないのですが、ここまで徹底するとあっぱれです。
伝道師(笑)としてはこの芸風で続けるのがいいかもしれません。

 

それにしても会場となった宗次ホールは素晴らしいホールでした。

あとで聞くと、CoCo壱番屋の創業者宗次さんが私財を投じて建設したホールなのだそうです。
ココイチファンの私は「それを先に知っていれば!」ととっても悔しかったです。
それを先に知っていたら何をしたかったか、いまだに思いつきませんが。
せいぜいココイチカレーを食べて宗次さんを応援しようと思いました。
(2016年5月20日)

 

そして日曜日、行ってきました!

 

 

ナゴヤドームでのカープ対ドラゴンズ戦です!

本当はこれが今回のメインイベントのはずでした。
オープン戦から好調だったカープの福井くんはローテーションをがっちり守り、毎週日曜日に登板。
この日も福井くんの好投を楽しみにしていたのですが、3週続けてのふがいないピッチングでまさかまさかの二軍落ち。
主役(私にとっての)不在の野球観戦となってしまいました。

 

結果は投手戦というより貧打拙攻戦の十二回延長引き分け。
まあ、四時間半たっぷり野球を楽しめてよかった! と考えることにしましょう。
(2016年5月23日)

 

スタッフがこの週末にカープの応援に行ってきたそうです。

この週末と言うと、鈴木誠也選手の二試合連続のサヨナラホームランではないですか!
スタッフはその二発を現場で目撃したそうです。
うらやましい。

スタッフの写真から、試合前の練習風景、

 

 

それから翌日のスポーツ新聞。

 

 

デイリースポーツは第一面と最終面を使った見開きです。
カープグッズコーナーでも51番コーナーは大人気だとか。
まさに「神ってる」勢いですね。
(2016年6月20日)

 

カープみやげです。

 

これが噂の「カープ三色ボールペン」。

 


三色と言いながらどれも「赤」です。

それから、これ。

 

 

「カープ・レッドノート」です。
中のページも真っ赤です。

このノートにさっきの三色ボールペンで書けば無敵です。
(2016年6月22日)

 

神戸元町ダイアリー2016年(1)覚悟はあるか?<main>神戸元町ダイアリー2016年(3)この世で一番美しい曲


神戸元町ダイアリー2016年(1)

あけましておめでとうございます。

 

今年も近所の山に清掃ハイクに行きましたが、例年はネコたちが日向ぼっこしている岩をイノシシが独り占めしていました。

これも暖冬の影響でしょうか。

 

 

おっと、「何でも暖冬のせいにして説明したつもりになるにゃよー」と、締め出しを食らったネコたちが言ってますね。

インフルエンザやノロウイルス胃腸炎の流行時期のずれを私たちもついつい「暖冬のせい」の一言で片づけがちですが、安易でした。

戒めます。(2016年1月4日)

 

毎年登っている山なのに帰り道で迷ってしまいました。
 
ごみを拾うために足元ばかり見ていたのが原因です。

いつの間にか知らない景色に囲まれて、家からほんの数十分のハイキングコースなのに結構不安な思いを味わってしまいました。
 

 

ごみ(のようなもの)を拾うために足元ばかり見ていると、大局を見失う
 
そんな人生訓らしきものを勉強させられたお正月でした。(2016年1月6日)

 

映画館でオペラを楽しもうという「ライブビューイング」なるものに行ってきました(神戸国際松竹2月27日)。

 

ニューヨークのオペラハウス「メトロポリタン」での上演を録画したものです。
録画と言っても上演が1月30日ですから限りなく一発録りの中継録画に近いと思われます。
演目はプッチーニの「トゥーランドット」。

これがまあ何とスケールの大きな舞台!

 


30年前のゼッフィレッリ演出をベースに、上演のたびに背景や調度品をグレードアップさせた感じです。
ゴージャスで甘口のプッチーニの音楽がこの舞台にぴったりです。

 

文句を言うとすれば、後半同じメロディーの繰り返しばかりで飽きること(作曲者が途中で亡くなったので仕方がないのですが)、音があまりよくないこと(これは劇場の再生装置の問題かも)、カメラアングルが凝りすぎてやや落ち着かないこと(引きのアングルからだとオケピット後方のリモコンカメラがちょこまかと動いているのが見える!)、幕間のインタービューのノリが軽すぎること(そこだけハリウッド映画のメイキング番組みたいに安っぽくなる)。

いやあ、それにしても面白かったです。


次は4月2日から同じプッチーニの「マノン・レスコー」だそうです。
これも面白そうです。
(2016年2月29日)

 

今年の福井投手は頑張ってくれそうです。

昨年はシーズン終盤になって必殺技のフォークが落ちなくなって9勝どまりでしたが、今年はきっとスタミナも改善されていることでしょう。
フォークに加えて黒田投手直伝のフロントドアもいい感じです。

曲がり方は黒田投手よりもエグいかもしれません。

福井投手のフロントドアを勝手に「ビヨンザドア(beyond the door)」と名付けました。

 


3月15日、ヤクルトの山田選手を見逃し三振に取った球です。
(2016年3月16日)

 

まさかこんな日が来るとは、1年前、いや半年前も想像できませんでした。

 

 

広島アスリートマガジン、ついに福井投手が単独で表紙を飾りました!
昨年のコラムで「福井投手が表紙を飾る日が来ることを信じて」とは書きましたが、正直言うと「信じて(笑)」くらいの気持ちでした。
この調子なら年内にもう一度くらい表紙に登場するかもしれません(本気)。
(2016年3月23日)
 

特別企画「子どもと魔法」<main>神戸元町ダイアリー2016年(2)名古屋大旅行
 


ラヴェル「子どもと魔法」

ラヴェルの「子どもと魔法」の紹介です。
記事掲載時にはYoutubeにリンクさせていましたが、今回は文章だけで。
ですのでちょっと意味不明です。

 

(1)

 

ラヴェルのオペラ「子どもと魔法」のストーリーを70文字で説明すると、

 

動物たちがいじめっ子に仕返ししようとするが、子どもにも優しいところがあると気づく。
いじめっ子も動物たちの姿を見て愛し合うことの大切さを知る。

 

という感じでしょうか。
でもこの70字でも説明過剰かもしれません。
もっと単純に

 

変なキャラがいっぱい出てきて歌ったり踊ったりして、最後は勢ぞろいして何となく感動的な幕となる

 

と言った方が正しいかもしれません。
そんなキャラクターたち、まず登場するのが肘掛椅子と安楽椅子です。
普段から子どもの乱暴さが腹に据えかねていたようです。
(2016年2月1日)

 

(2)

 

次が大時計。
先ほど振り子を引っこ抜かれてしまったのです。

そして粉々に叩き割られてしまった中国茶碗とティーポット。
(2016年2月3日)

 

(3)

 

暖炉の火。
火かき棒で散々突っつかれたのがお気に召さないようです。

その次が壁紙の絵の羊飼いたち。
壁紙が引きちぎられて、描かれていた少年と少女は離れ離れになってしまったのでした。
(2016年2月5日)

 

(4)

 

手抜き企画、まだまだ続きます。

次に登場するのは絵本の中のお姫さま。
本が引き裂かれておとぎ話の結末が分からなくなってしまいました。

そして教科書の中の算数の先生と数字たち。
(2016年2月8日)

 

(5)

 

そこに雄ネコと雌ネコが登場します。
ネコも子どもに尻尾を引っ張られた被害者ですが、仕返しよりもじゃれあうのに一生懸命のようです。

そして虫とカエルの抗議の大合唱。
(2016年2月10日)

 

(6)

 

庭の木たち。
ナイフで切り付けられて痛がっています。

それからトンボ。
これは結構悲しいです。合いの手はウグイス。
(2016年2月12日)

 

(7)

 

それからコウモリ。
これもちょっとしゃれになりません。

最後のキャラクターはリスとカエル。
カエルにはあんまり被害者意識がないようですが。
(2016年2月15日)

 

(8)

 

これだけ荒唐無稽なお話なので、どう演出するかがこのオペラの見どころです。

私は今までは抽象的な舞台の方がいいと思っていました。
歌手には着ぐるみを着せず、背景も簡素にしつられた、いわば通(つう)向けのステージ。
でもこうして変なキャラクターたちを並べてみると、考え方が変わってきました。
もしかするとぶっ飛んだデザインの着ぐるみのドタバタ劇の方がいいかも、と。

たとえば漫☆画太郎とかどうでしょう(ラヴェルファンと正統オペラファンの皆さん、ごめんなさいっ)?

 

などと思っているとニュースが飛び込んできました。

小澤征爾の「子どもと魔法」がグラミー賞を受賞したそうです。

 

 

今まではマイナーだった「子どもと魔法」の認知度がこれで多少アップするかもしれません。

それにしても世界のオザワも、まさか漫☆画太郎と同じ文脈の中で語られるとは夢にも思っていなかったでしょう。
(2016年2月17日)

 

(9)

 

長々と「プルチネッラ」や「子どもと魔法」について書いてきましたが、こんなコンサートがあるのでした。

 


どちらも演奏時間40分ちょっと。
通常のオーケストラやオペラで取り上げるのはちょっと難しいサイズです。
ところがこの二つを組み合わせるととっても洒落た、とっても粋なプログラムになります。

 

このカップリングは指揮の西牧潤氏のアイデアですが、これを勝手に「芦屋フォーマット」と名付けました。
どこかでこのプログラムを見たら「芦屋フォーマットだ!」と言ってやってください。
(2016年2月19日)

 

特別企画「プルチネッラの元ネタをたどる」<main>神戸元町ダイアリー2016年(1)覚悟はあるか?


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